Beta Analyticの品質管理と品質保証

  • Beta Analytic は結果の品質を保つために厳格な工程に従っています。
  • 複数の炭素同位体比の同時測定によって検出と同時に品質管理を行うことができます。
  • すべての報告に品質保証レポート(Quality Assurance report)が添付されます。

放射性炭素年代測定 の試料が到着するとすぐに試験所の品質管理プログラムよって管理されます。 最初にサンプルデータシートに基づき試料に関するデータと実際の試料に矛盾がないかを確かめます。 試料のログイン、分類、前処理、化学反応、AMS測定、年代の算出そして報告にいたるまでの全過程において、複数のスタッフによる、複数回のクロスチェックが行われます。 

すべての試料は報告にいたる過程で少なくとも7人のスタッフによるチェックを受けます。それぞれのスタッフは、前の工程が正しく行われたかどうかを必ずクロスチェックした上で次の工程に進みます。最終結果を得るためにはすべての工程において適切で正確な取り扱いが行われているかどうか、品質管理プログラムにおける要件を満たさなければいけません。

計算と報告は、複数回のクロスチェック・システムが組み込まれた自社製のプログラムによって行われます。クロスチェックに関する膨大な要件は、ISO-17025認定の手順書に300ページにわたって記述されています。測定機器のモニタリング、薬品の純度の管理も品質保証に必要な要件です。

品質管理

Radiocarbon Lab

加速器 (AMS)によるCarbon-13/Carbon-12比の測定は、Carbon-13とCarbon-12の連続注入によって行われます。 それにより全ての同位体分別の補正を相対測定によるものではなく行うことが可能です。 Carbon-14、 Carbon-13、そしてCarbon-12 の連続注入によってCarbon-14/Carbon-12比およびCarbon-14/Carbon-13比の両方による年代の算出を行うことが可能です。 Carbon-14/Carbon-12、 Carbon-14/Carbon-13、 Carbon-13/ Carbon-12の同時測定によって、検出の間に品質の管理を行うことができます。 それぞれの同位体比の整合性を確認することによって分析の安定性を保証できます。

正確な放射性炭素年代(conventional radio carbon age, pMC)を算出するためには、全ての同位体分別を補正する必要があるためAMSによるCarbon-13/ Carbon-12の測定が必要です。それに加え地球化学的に正しい炭素安定同位体比を得るために、Beta AnalyticではThermo-Finnegan Delta Plus安定同位体質量分析計(IRMS)による測定も行います。 現在4器の安定同位体質量分析計を所有しており、それぞれ70試料/1日の測定が可能です。

データの認証の前に複数のパラメータが検証されます。(cathode current, extractor current, cesium focus current, high-energy Carbon-14/Carbon-12, high-energy Carbon-14/Carbon-13 ratio, low-energy Carbon-13/ Carbon-12 ratio, low-energy Carbon-12 current, low-energy Carbon-13/ Carbon-12 current, gated Carbon-14 countsなど)  検証の結果データが認証されれば、Oxalic Acidモダン・スタンダードに対する未知試料の比としてフラクション・モダンが計算されます。

品質管理レポート(Quality Assurance Report)

Beta Analyticではすべてのご報告に品質管理レポート(QA report)を添付しています。 QA reportは年代の確かさを保証するために測定された年代既知試料の結果を報告いたします。それらの既知年代試料は準同時的に未知年代試料と共に測定されます。 予想される年代値と、実際に得られた結果の両方を報告いたします。QA使用の結果は同位体分別の補正を行った上でNISTのSRM-4990B またはSRM-4990Cに対する相対比として計算され、percent modern carbon(pMC)または年代値(BP)で表記されます。