Beta Analyticにおける測定範囲と検出限界

ISO/IEC 17025:2005認定Beta Analyticでは 下記の化学分析を行っております

* 考古学 / 地質学に係る物質、水

– 試験項目 : 放射性炭素年代/濃度の決定、14/13C, 14/12C, 13/12Cの測定

– 測定方法 : 加速器質量分析 (AMS)

– 測定範囲 :  現在 から 47,000 BP

– 検出限界 : 47,000 BP

* 有機物、炭酸塩 および 水

– 試験項目 : 安定同位体分析、 δ13C, δD, δ15N およびδ18O

– 測定方法 : 安定同位体質量分析 (IRMS)

– 測定範囲 : -100 per mil から +100 per mil

– 検出限界: 0.05 mV mass 13 output

バックグラウンドおよび検出限界

Detection Limits

液体シンチレーション法 (LSC)またはAMSによる 放射性炭素年代測定 におけるバックグラウンド/検出限界は、長い間議論、調査の対象とされてきました。

ひとつの試料に関して1回の測定を行うだけで、48000 +/- 500 や 53000 +/- 2500 などの古い年代の報告を行っている年代測定試験所もあります。 しかしBeta Analyticで行ってきた独自の調査により、単一測定のみによるこのような古い年代の報告は、しばしば誤った解釈を導くことがあるということがわかりました。 Beta Analyticでは過去に中新世(Miocene)の石炭から前処理-調製した同一のグラファイトを7か所のAMS測定機関で分析を行ってきました。 その結果42000 to 53000という広い範囲の年代を得ました。

この検出限界の分散はTIRI, FIRI, VIRIなどの試験所間の国際比較調査で、準フォッシルまたはフォッシル試料が、ある試験所ではinfinite age( > x BP) 、ある試験所ではfinite age(x BP)という結果を不規則に示したことでも明らかになりました。

Beta Analyticでは、測定試料のアクティビティがバックグラウンドと統計的に同等な場合は、真でありかつ保守的な(安全な)最古年代として、43500BPを決定しました。 これは我々の独自のAMSの測定限界として完全に信頼できる値です。 このような理由からBeta Analyticでは43500 BPより古い絶対年代を報告いたしません。バックグラウンドと等しいまたは低いアクティビティの試料は、43500 BPより古い( >43500BP) として報告いたします。