AMS と Radiometricの比較

放射性炭素年代測定 を行う際、AMS、Radiometricのどちらの方法を選択するかは、主に試料のサイズ、もしくは試験に供することによって破壊してしまっても良い試料のサイズによって決まります。 放射性炭素年代測定では試料を燃焼などによってCO2化することによって、試料は無くなってしまいます。

Radiometric法と比較した場合のAMS 法の利点:

AMS Radiocarbon Dating

(a)試料量が少なくても測定可能 (試料の種類によって異なるが、mgオーダーの試料での測定が可能)

(b)測定にかかる時間が短い

(c)一般的にRadiometric 法よりも精度が高い

AMS年代測定は液体シンチレーション法(LSC)を用いたRadiometric法よりも進化した方法です。一般的に測定費用はAMS法の方が高くなります。

Beta Analyticでは現在液体シンチレーション法(LSC)によるRadiometric法を行っておりません。

Beta AnalyticのRadiometricPLUSサービス

radiometric 法で測定可能なサイズの試料の場合、radiometric 法の試料の調整方法とAMSによる測定を組み合わせたRadiometricPLUSのサービスをご提供しています。RadiometricPLUSはサイズの大きいwood, charcoal, shell, coral のみに適用可能です。

RadiometricPLUS – 前処理・化学変換後、最終的に残ったカーボン(final carbon)が3.0g から4.0g以上の場合に適用可能です。 AMS年代測定 よりも安価です。納期は30営業日です。

AMS年代測定 – AMS によるルーチン測定ではfinal carbon が 0.00025 gから0.3 gまでの試料を取り扱います。一般的な誤差は年代に応じて0.5% から 3% です。一般的に10000BPより古い場合液体シンチレーションカウンタによるradiometric 法より精度が高いです。Beta AnalyticのRadiometricPLUSの誤差はAMS 法と同じです。

NOTE: 記載している試料のサイズは安全を見た量です。 通常、前処理によって初期状態の試料から30%から70%の量が失われます。 不純物の付着、水分含有量、物理的前処理、化学的前処理による試料の減少は、試料の必要量の決定の際に考慮する必要がありあます。 たとえば、純粋な 炭化物の試料 の場合でも、初期重量の約75%が失われ、約25%しか残りません。(4gの炭化物試料からは1gのfinal carbon を得ることができます。)

放射性炭素年代測定法の決定については 液体シンチレーション法 (LSC) を参考にして下さい。

現在、日本総代理店 (株)地球科学研究所ではRadiometricPLUSをお引き受けしておりません。