Beta Analyticでは放射性炭素年代測定の実用的かつ現実的なバックグランドに関して膨大な時間とコストをかけ検討を行ってきました。
そして考証の結果、シングル測定(一つの試料の一回だけの測定)からだけでは、バックグランドに近接した古い年代(49000 BP、53000 BPなど)を確定年代(finite age)として報告することは誤った解釈につながる可能性が高いという結論に達しました。
Beta Analytic では同一のMiocene-aged coalから処理を行った同一のグラファイトを複数のAMS分析機関およびBeta Analytic において測定を行い多くの結果を得てきましたが、その結果は、42000 BPから53000 BPと広範囲にわたるものでした。こういったヴァリエイションは測定機関の年代較正のための国際的なプログラム(TIRI, FIRI, VIRI)においても同様に認められました。
よって、Beta Analyticではバックグランドに近いC14濃度の試料に関しては安全をみて、すべて不確定年代(infinite age) > 43500 BPと報告しております。 これは常に安全で信頼性の高い数字です。
上記のような検出限界以外でも、サンプルの取り扱いや測定に関するご不明な点・疑問点がございましたら、いつでもご連絡ください。経験豊富なスタッフが出荷前~測定結果ご送付まで丁寧にサポートいたします。
また、Beta Analyticは、技術的に確証された結果を常に安定した納期でお知らせできることの証明であるISO/IEC 17025:2017に認定された試験機関です。放射性炭素年代測定をご検討の際は、高品質のデータを迅速にご報告するBeta Analyticのサービスをぜひご検討ください。
※検出限界についての詳細ページはこちらのページをご覧ください。