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Beta AnalyticのIRMSによるδ13C測定

May 16, 2018

Beta AnalyticではIRMSによるδ13C測定を行っています。

δ13Cの測定において、AMSによる放射性炭素年代測定では、Conventional Radiocarbon Ageの算出には、すべての同位体分別(自然由来・化学処理およびグラファイト化によるもの・AMS計測によるもの)を補正する必要があるため、試料から調製したグラファイトのAMSによるδ13C 測定値を用います。

しかし、AMSによるδ13C 測定値はグラファイト化およびAMS計測による同位体分別を含むため地球化学的に正しいδ13Cではありません。

そこで、地球化学的に正しいδ13Cを得るため、弊社では試料から得られたCO2をIRMSによってδ13C を測定します。

Measured Radiocarbon Ageは、CO2のIRMSにるδ13C値を用いてConventional Radiocarbon Ageより逆算します。この方法によって、すべての同位体分別の補正を行ったConventional Radiocarbon Age、地球化学的に正しいδ13C、従来法(放射線計測)による結果と比較可能なMeasured Radiocarbon Ageを得ることができます。

なお、弊社の放射性炭素年代測定の料金には、IRMSでのδ13C測定費用も含まれています。

δ13Cの測定結果についてのよくあるご質問

Q. Measured Radiocarbon Age、C13がNAと記載されているのに、Conventional Radiocarbon Ageが記載されているのはなぜですか?

A. 試料が少なく、安定同位体質量分析計(IRMS)によるδ13Cの測定ができないからです。

上記の通り、弊社のサービスの一環として、IRMSによるδ13C測定を行なっておりますが、試料が少なくIRMSによるδ13C測定のために分取することが出来ない場合は、δ13Cは分析不能としNAとして報告します。その際、Conventional Radiocarbon AgeからMeasured Radiocarbon Ageを逆算することができないため、Measured Radiocarbon AgeもNAとして報告します。

C14年代結果は得られたものの、試料量が少なくδ13C測定が不可能だった場合、後日追加の試料をお送りいただければ、後からδ13C測定のみを行うことが可能です。(この場合でも、C14年代測定を行った試料に関しては追加料金は必要ございません。)

同位体分別効果については、こちらのページをご覧ください。