AMS dating groundwater

水の酸素安定同位体 (δ18O)と水素安定同位体(δ2H or δD)を測定する

サンプルの推奨量
2-5 mL (新品の小さいサイズのバイアルに満水になるまでお入れ下さい。)
試料送付時のご提案
送付中に試料破壊を防ぐため、箱を使用し十分に梱包して下さい。
納期
14営業日以下
水に塩分が含まれていたり、人工起源14C(labeled 14C)が使われた場所から採取された水の場合は事前にお知らせ下さい。

分析料金には、δ13C・δ18O・δD測定、品質管理レポート(QA Report)の添付、暦年代較正、24時間365日利用可能なオンラインアクセスによる過去の結果や途中の分析についての閲覧が含まれています。

水文学に必要なδ18OとδDの値の解釈は、ご提出者に委ねられています。

ご提出 – 水のサンプルの採取やご提出に関しての詳細は、 地下水の放射性炭素年代測定 のページをご覧下さい。

サンプルについてご質問がある際は sumi@radiocarbon.jp までお問合せ下さい。

注記 – ラボでは、年代測定の際、炭酸塩の試料には酸素安定同位体を無料で測定しております。

塩性水と過塩性水のδ18O およびδD安定同位体分析

Beta Analyticは水(液体)試料のδ18OおよびδDの測定に同位体平衡法を用いています。 この方法は、淡水の試料に適しています。 海水(塩分濃度 約35 g/1 L)も平衡時間をより長くとることにより正確な分析が可能です。 塩性湿地、過塩性の湖や潟湖、海の熱水などの塩分濃度の非常に高い水 (e.g. 塩分濃度が100g/ Lを超えるもの)などは平衡法による分析には適していません。 塩分に依存するCO2とH2O間の同位体分別効果によって、通常δ18O では0.5 o/oo以上 の、δD では5.0 o/oo以上のオーダーで誤差が発生します。 こういった試料で正確な結果を得るためには、分析後、同位体種と試料の塩分濃度に応じた補正を行うことが必要です。

参考文献:

Kendall C., Caldwell, E., Isotope Tracers in Cachement Hydrology (1998) Elsevier Science B.V., Amsterdam. Pp 51-86.

Christophe Lécuyer, Véronique Gardien, Thomas Rigaudier, François Fourel, François Martineau, Alexandre Cros, “Oxygen isotope fractionation and equilibration kinetics between CO2 and H2O as a function of salinity of aqueous solutions”, Chemical Geology, Volume 264, Issues 1–4, 30 June 2009, Pages 122-126.

François Martineau, François Fourel, Anne-Marie Bodergat, Christophe Lécuyer, “D/H equilibrium fractionation between H2O and H2 as a function of the salinity of aqueous solutions”, Chemical Geology, Volume 291, 6 January 2012, Pages 236-240.